2014年03月16日

禁断の魔術【本】

禁断の魔術


東野 圭吾著 文藝春秋発行


=Story=
草薙の銀座の行きつけのクラブ「パール」、そこのホステス・アイは透視の芸を湯川の前で披露する。しかしそれから4カ月後アイは何者かに殺害されてしまうのだが。
プロ野球選手の柳沢忠正の妻・妙子が何者かに殺害されてしまう。犯人はすぐに捕まったが、妙子が買い誰かに送るはずだった置時計が残されていた。その時計はいったい誰への贈り物だったのか?
主婦の磯谷若菜が何者かに襲われてしまう、しかし彼女は発見が早く一命を取り留める。それは遠く離れて住む双子の御厨春奈が彼女のテレパシーを感じ夫の和宏に連絡をしたおかげだったのだが。
小芝伸吾はかつてお世話になって湯川準教授にあいさつに訪れる、それkら10カ月後一人のフリーライターが何者かに殺害されてしまう。容疑者として浮上してきたのは小芝伸吾だった。



=Comment=
この作品も図書館での順番がやっと回って来た作品。すでにドラマで描かれた作品もありましたが、今回はこの小説の方が数倍面白かったと思いました。
今回の作品で特に印象に残ったのは“曲球る”、犯人の心理とかじゃなく被害者である奥さんと崖っぷちプロ野球選手との愛情物語に目頭が熱くなりました。そして”猛射つ”で、湯川準教授がかつて教えた事がある青年が容疑者となる。しかし犯人は別人だった、しかしその青年がこれから起すであろう犯罪をなんとか未然に防ごうとする湯川準教授の姿に感動しました。湯川準教授ってどこか冷めてて他人とちょっと距離を置いてるイメージがあるので余計に感動してしまいました。
連ドラの最終回で”聖女の救済”を2回に分けて放送するよりはこちらの“猛射つ”をぢラマの最終回にして、”聖女の救済”を映画化すればよかったのにと小説ファンとして思ってしまいました。

posted by Hitomi at 15:53| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月16日

砂漠【本】

砂漠 【本】


伊坂 幸太郎著 新潮社発行


=Story=
北村は仙台にある大学に進学をする、その大学のクラスメート達と開いた飲み会で鳥井、西嶋、東堂、南という4人の同級生と出会う。
ある日西嶋から鳥井の部屋での麻雀に誘われた事で北村を含めた5人は何かと行動を共にするようになる。鳥井と西嶋とともに参加した合コンで知り合った長谷川という女性、その長谷川がある日仙台で起きているプレジデントマンという通り魔が現れるという情報を貰って面白そうと言って張り込みに行った事で右腕を失ってしまう。
しかしその事でさらに友情は深まる5人なのだ。



=Comment=
伊坂さん作品で学生生活での友情とかそういうのを描いてる作品、今まで読んだ伊坂さんの作品の中ではちょっと雰囲気が違うのかなぁとも思いました。
面白そうという理由で通り魔が出ると教わった場所で見張りをした時に右腕を失ってしまった鳥井、彼の身に起こった不幸なことで彼らの心はバラバラになるどころか更に深く繋がっていくシーンには目頭が熱くなりました。プレジデントマンと呼ばれる通り魔も実は最後まで彼らの人生に係ってるんですよね、そのプレジデントマンに襲われる北村や予想外の場面で彼が現れて空き巣の犯人を捕まえ損ねたりと。鳥井にとっては右腕を失った事によってある意味いろいろ成長をする、不幸に打ちひしがれることなく逞しくなっててちょっと嬉しかったです。
そしてどこまでもわが道を行く西嶋とどこまでも冷静で冷めてるように見える東堂の恋愛の行方もちょっとホッとしました。西嶋の熱さは読んでてウザイって思う事もあったんだけど、彼の過去の告白のシーンとか読んでてちょっと彼の事が理解出来たたようで嬉しかったです。
学生時代ってとにかくアホらしい事やったりするのが楽しかったりするんですよね、そしていろんな事を通して友情を築いたり恋愛をしたりほろ苦い経験もしたり。なんかちょっと昔を思い出した気がしました。


posted by Hitomi at 20:12| 広島 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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